時々フレンズ
和久井です。
時々自動、
いよいよ神奈川芸術劇場KAATに入りました。
大スタジオに入る前に、
まずは8階のアトリエで稽古をしています。
通し稽古を繰り返し、作品の全貌が見えてきたなか、
さらに細部を磨きあげる毎日です。
主宰の朝比奈尚行さんは、
笑顔を見せる瞬間が増えたように思います。
手応えがあるからでしょう。
メンバーも公募パフォーマーの皆さんも、
劇場入りに士気があがっているように見受けられます。
時々自動とは四年の付き合いになります。
2015年に香川県小豆島で開催された『風が吹いてきたよ』という音楽祭、
主宰の方からカメラマンとして雇われたのですが、
その出演者の一組が時々自動でした。
音楽祭のタイトルは、時々自動の楽曲に由来していました。
どうせ小豆島まで行くならと、
彼らと旅程を合わせ、
名古屋や京都を巡るツアーに同行するうちに、
面白いな、と思い始めました。
なぜでしょうね。
でも、最近になって、その答えはぼんやりつかみ始めたように思います。
ぼくもこの三年の間に大切な友人のひとりを亡くしたからかもしれません。
朝比奈さんの妥協なき真剣な演出を見ていると、そう思います。
その作品に対する直向きさを、
カメラマンとしてもディレクターとしても、
ぼくは大いに学びたいと思っています。
何より、それらは、とても楽しいことですから。
出演者やスタッフの皆さま、
体調を崩されたり、怪我をなさいませんよう、
素晴らしい舞台の幕があがることを祈ります。
時々自動『コンサート・リハーサル』、
ぜひお越しください。
2019年2月28日~3月3日
KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ時々自動『コンサート・リハーサル』