本日は「車中の男。顔足」
このおじいは、藍染めのざっくりした織りの着物を着ていて、それは全くおしゃれでなく完全に普段着として着こなしていた。しかし、草履は左右が違う柄の鼻緒。うーんこれは!…はたしてやはりおしゃれな人物か!?
先日ユーロスペースにカウリスマキの「白い花びら」を観に行ったつもりが、時間ギリギリに着いたらそこはイメージフォーラムで同時刻に始まろうとしていた杉本博司を取材したドキュメンタリー「はじまりの記憶」を仕方なくという程ではないが(この映画も観たいと思っていた。でも!「白い花びらは」この回限りだった…カウリスマキの無声映画…あぁ)観た。杉本氏の生きようには勇気づけられ、こんちくしょーって言うくらいうまやらしく、且つやっぱりなと思ったり。音楽が私には情感ありすぎで、湧き上がる気分を少し差し引いて受け止めていた。ドキュメンタリーだからかもしれない。映画だったらうんと盛り上げてもらってもいいのだがな。